今日はここにきて三日目です。昨日は午前中に、アビャンガ(abhyanga/全身オイルマッサージ)とナスィヤ(nasya/鼻へのオイル)を受けた後、自室でネートラ・タルパナ(netra tarpana/ ネートラ:目、タルパナ:滋養を与えること)というトリートメントをやってもらいました。
通常、ネートラ・タルパナは、目の輪郭にブラック・グラムという豆の粉で作ったペーストで土手のようなものを作り、そこに薬用ギーを溶かしたものを入れしばらくキープします。ここでは、その代わりに水中眼鏡のグラス部分をはずしたものを目にかけ、そこにギーを垂らします。これであればすぐできます。
古代においては水中眼鏡のようなものがなかったので豆の粉で作ったのでしょう。ブラック・グラムはほかの穀物などと違い、パウダー状のものをペーストにしても水が染みないので崩れません。よく考えたものだと思います。
さすがこのトリートメントを受けた後はパソコンに向かう気にはなれません。目を最低数時間は休める必要があります。
寝る前には、セラピストがやはり日課として、アーユルヴェーダのレーヒャム(ペースト状にしたハーブ)を持ってきてくれました。床に着く30分ほど前に摂ります。