Dror Hawlena氏(エルサレム・ヘブライ大学の研究者)は、クモにおびえさせられたバッタの死骸を調べました。すると「窒素に対する炭素の割合は、安らかに死んだバッタと比べて4%増加」していました。
これが原因で「恐怖を感じたバッタの死骸を入れた土壌では、落ち葉など植物性有機物の分解速度が大幅に遅くなる」ことが確認されたそうです。
「干ばつや酷暑によるストレスでも恐怖と同様の効果が生まれ、土壌成分が変化して農作物の収量や植物の成長サイクルに永続的な影響を与える可能性がある」と、Hawlena氏は指摘しています。