これだけのことで懲役刑〜中国
- 2009.11.29 Sunday
- 01:08
あるブログに次のような記事が掲載されている。----------------------------------------------------------------------------
驚愕。2人のチベット人作家が言論を罪に問われ、重刑を言い渡された。
文/ウーセル(唯色)
本日、2人のチベット人作家が言論を罪に問われて重刑を言い渡されたことに驚き、ここに関心を呼びかけたい。
さらに大勢のチベット人が、司法の不公正かつ不透明な操作によって投獄・重刑を受けるかもしれないし、すでに受けているかもしれない。
強まる一方の弾圧。これがチベットの現実である。
2人のチベット人を簡単に紹介しよう。
1)クンチョク・ツェペル
今年2月26日、甘粛省甘南チベット族自治州マチュ県の自宅で拘束。中国初のチベット族文学のポータルサイト“チュンメー チベット族文学ネット”の創始者のひとり。
彼に対する告発は、ネット上に発表した文章が昨年のチベットでの抗議事件の情報を伝えていたことに関連しているとのこと。現地政府により懲役15年の判決が下された。家族は先週、彼が判決を受ける法廷に呼び出されて、ようやく彼の消息を知ったという。
2)クンガ・ツァヤン(筆名カンニ)
アムド・ゴロク・ルンカル寺の僧侶。ラプラン寺高等佛学院に学んだ。ニェンポユルツェ環境保護協会のカメラマンでもある。20代。
彼 はチベット語のブログ上で「誰が真の覚醒者なのか」「誰が真の分裂主義者なのか」「誰が我々を支持しているのか」「チベット転生活仏の責任」「ラサはすで にラサではない」「中国は尊者ダライ・ラマを尊重すべきだ」「チベット人民、我々はエイズの真相をよく知るべきだ」「我々チベット人は、真実の証人だ」な どの文章を発表したことにより、今年3月17日、警察によってラプラン寺から連れ去られた。彼は現地政府により懲役5年の判決を受けた。
>>>全文
「チベット式」
http://tibet.cocolog-nifty.com/blog_tibet
▼ウーセルさんのブログ
▼ウーセルさんの著作「殺劫」
------------------------------------------------------------------------
ブログに記事を書いただけで、懲役15年や5年の実刑が下される中国。これは昔の話ではなく現在のことである。
外国人参政権や1000万人もの移民を受け入れようとする前政権。それに賛同する現在の政府。しかし、少なくとも在日中国人への参政権や中国からの移民を受け入れることは考え直すべきである。
※参考サイト
単純に日本を愛し住みたい、日本のために働きたいという人はいい。しかしチベットやウイグルの移民政策、あるいはネパールや台湾への中国の関与を見るとき、背後に政治的な意図があることが分かる。
既にここ50年の間に漢民族の移民政策で、チベットの中で占める中国人(漢民族)の割合は、チベット人を超えた。チベット人600万人に対して漢民族700万人である(※)。ウイグル自治区(東トルキスタン)では人口約1900万人のうちウイグル人45%、漢人41%である(※)。内モンゴル自治区(南モンゴル)では人口2384万人のうち、モンゴル人17%、漢人は79%をも占める(※)。満州人は今いずこに、である。
日本においては在日外国人のトップは中国人となった。2008年のデータでは約65万人でる(※)。まだまだ少ないと言えばそうだが、政治力が均衡しているときには、選挙において微妙な力を持つ。かつての自公政権の公明党、今の政権与党の社民党や国民新党のように議員数が少なくても、有権者の得票を得たとき、得票が力を持つのである。
中国の外務省から流失したとされる「2050年の国家戦略」地図(※)(サイトでは出回っているが、情報ソースは不明。事実でないことを望む)を見れば、このことの意味はよくわかるはずである。日本が東海省と日本自治区にと表記されている。ほかに朝鮮省おある。ネパールは実際的に中国の支配下になっている(※)。台湾は現政権は親中国派である(※)。したがって前述の地図はあり得ない話とは一概に言えない。
経済の発展に伴い毎年二桁代の軍事費増大を行う中国(※)。人権を叫ぼうものなら、中国人でさえ危ない。中国人みんなが悪いわけではない。心ある人々も多い。しかしそういった人たちは当局に圧力を受けている。
ダライラマ法王がおっしゃるように、中国の民主化は、世界の問題の多くを解決するに違いない。フリーチベット以上に、フリーチャイナの重要性は大きい。
驚愕。2人のチベット人作家が言論を罪に問われ、重刑を言い渡された。
文/ウーセル(唯色)
本日、2人のチベット人作家が言論を罪に問われて重刑を言い渡されたことに驚き、ここに関心を呼びかけたい。
さらに大勢のチベット人が、司法の不公正かつ不透明な操作によって投獄・重刑を受けるかもしれないし、すでに受けているかもしれない。
強まる一方の弾圧。これがチベットの現実である。
2人のチベット人を簡単に紹介しよう。
1)クンチョク・ツェペル
今年2月26日、甘粛省甘南チベット族自治州マチュ県の自宅で拘束。中国初のチベット族文学のポータルサイト“チュンメー チベット族文学ネット”の創始者のひとり。
彼に対する告発は、ネット上に発表した文章が昨年のチベットでの抗議事件の情報を伝えていたことに関連しているとのこと。現地政府により懲役15年の判決が下された。家族は先週、彼が判決を受ける法廷に呼び出されて、ようやく彼の消息を知ったという。
2)クンガ・ツァヤン(筆名カンニ)
アムド・ゴロク・ルンカル寺の僧侶。ラプラン寺高等佛学院に学んだ。ニェンポユルツェ環境保護協会のカメラマンでもある。20代。
彼 はチベット語のブログ上で「誰が真の覚醒者なのか」「誰が真の分裂主義者なのか」「誰が我々を支持しているのか」「チベット転生活仏の責任」「ラサはすで にラサではない」「中国は尊者ダライ・ラマを尊重すべきだ」「チベット人民、我々はエイズの真相をよく知るべきだ」「我々チベット人は、真実の証人だ」な どの文章を発表したことにより、今年3月17日、警察によってラプラン寺から連れ去られた。彼は現地政府により懲役5年の判決を受けた。
>>>全文
「チベット式」
http://tibet.cocolog-nifty.com/blog_tibet
▼ウーセルさんのブログ
▼ウーセルさんの著作「殺劫」
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ブログに記事を書いただけで、懲役15年や5年の実刑が下される中国。これは昔の話ではなく現在のことである。
外国人参政権や1000万人もの移民を受け入れようとする前政権。それに賛同する現在の政府。しかし、少なくとも在日中国人への参政権や中国からの移民を受け入れることは考え直すべきである。
※参考サイト
単純に日本を愛し住みたい、日本のために働きたいという人はいい。しかしチベットやウイグルの移民政策、あるいはネパールや台湾への中国の関与を見るとき、背後に政治的な意図があることが分かる。
既にここ50年の間に漢民族の移民政策で、チベットの中で占める中国人(漢民族)の割合は、チベット人を超えた。チベット人600万人に対して漢民族700万人である(※)。ウイグル自治区(東トルキスタン)では人口約1900万人のうちウイグル人45%、漢人41%である(※)。内モンゴル自治区(南モンゴル)では人口2384万人のうち、モンゴル人17%、漢人は79%をも占める(※)。満州人は今いずこに、である。
日本においては在日外国人のトップは中国人となった。2008年のデータでは約65万人でる(※)。まだまだ少ないと言えばそうだが、政治力が均衡しているときには、選挙において微妙な力を持つ。かつての自公政権の公明党、今の政権与党の社民党や国民新党のように議員数が少なくても、有権者の得票を得たとき、得票が力を持つのである。
中国の外務省から流失したとされる「2050年の国家戦略」地図(※)(サイトでは出回っているが、情報ソースは不明。事実でないことを望む)を見れば、このことの意味はよくわかるはずである。日本が東海省と日本自治区にと表記されている。ほかに朝鮮省おある。ネパールは実際的に中国の支配下になっている(※)。台湾は現政権は親中国派である(※)。したがって前述の地図はあり得ない話とは一概に言えない。
経済の発展に伴い毎年二桁代の軍事費増大を行う中国(※)。人権を叫ぼうものなら、中国人でさえ危ない。中国人みんなが悪いわけではない。心ある人々も多い。しかしそういった人たちは当局に圧力を受けている。
ダライラマ法王がおっしゃるように、中国の民主化は、世界の問題の多くを解決するに違いない。フリーチベット以上に、フリーチャイナの重要性は大きい。