ダム考察〜ダムは必要か?
- 2009.09.28 Monday
- 10:08
国交省や関連団体はダムの必要性をさまざまなデータを挙げてサイトなどで公表しているが、本当だろうか?
また、ダム事業で投資したお金とその後の治水利水効果、観光資源としての利用度はどうなのだろうか。
八ッ場ダムについていえば、当初の治水利水の必要性や効果はないことはわかっている。関連業者や天下り団体にお金を回すことが第一義的になってきている。
観光資源として考えている八ッツ場ダムに関して言えば、観光資源として考える方向なっている。興味という意味ではダム湖を訪れることはあるが、はたしてあえてお金を出して多くの人が、ダム湖を中心としたその地域に観光に行くだろうか。一時的に人は来るだろうが、長い目で見た場合は本当にそれで豊かになるのだろうか?むしろ失うものが多いのではないか。
-日本のダムの必要性と現況 (財)日本ダム協会
-ダムの効果と必要性 国土交通省
-「緑のダム」が整備されればダムは不要か 国土交通省
・政官業の癒着構造の中で経済を回す、つまり彼らにお金が入るために行っているのではないか。着工からこれほどたっても完成しない。費用がどんどん増えている。反対運動があっても強行する。当初の目的は不要になっても行う。
-参考:長良川関連リンク
・貴重な日本の原風景の里山、里村がダムによって消えていった。建設中のものも含めると、日本のダムの数はなんと約3200ヵ所。日本中の山村を破壊し、コンクリートと水で埋め尽くした。いずれ山からの土でうまり使えなくなる。子供や孫の世代に私たちは何を残すのか。
・まだ143のダム計画がある。借入金、政府短期証券を含む「日本全体の債務残高」は1000兆円を超える。国民1人当たり850万円ほどである。借金してまでダムを造る必要があるのか。▼リアル赤字カウンター
・森林の持つ保水効果はダム以上ではないのか。そうであれば森林を整備すべきである。森林整備に予算を充て、徐々にダムは撤去していくべきである。アメリカやヨーロッパのように。
-"脱ダム"から"ダム撤去"の時代へ
-「ダム撤去」(岩波書店刊)⇒amazon
・山や川からのからの豊かな地下水が長年かけて海に地下から流れ出ることで、また、山からの養分が海に流れ、魚などが集まり増えていく。ダムなどにより漁業に大きな影響を与えている。
−「河川漁業の名川,神通川と庄川はダムの建設でいかに変貌し,そしていかなる終末を迎えるのか」⇒PDF
・古来より、森林からの腐葉土は本来は田畑に氾濫した際に、地力を高め農産物の成長に欠かせないものである。護岸工事と相まって、それが現在の化学肥料の多用の農業になっているのではないか。現在では河の反乱を歓迎はできないが、かといって治水政策は間違ってるように思う。
・また砂が海に流れていくことで砂浜が出来上がっていたのが、ダムにより砂浜が減少する、また砂の流出を保護するための海岸の護岸工事の必要性を生み出す。これにも膨大なお金がかかる。
・これらのダム工事以外の関連の出費を足せば、莫大な費用が必要になる。里山里村の持つ心の癒しや健康などのサービスコストを考えれば計り知れない。
・八ッ場ダムに関しては、”テレビに頻繁に出演する地元住民の代表が、実はダム建設推進に深く関わって来た長野原町の自民党系の町議会議員であったことが分かった”、という情報もネットでは流れている。実際は、テレビ報道でも”前川大臣頑張れ”、”10年、20年先になって、やっぱりダムを造らずによかったと思うようになる”といった、ダム反対の自民の声、地元の声も流れている。しかしマスコミは全体として反対の声しか報道していない。
・建設業者やそれに関連する人々にはお金が流れるが、全体としては、マイナスが多い。それは一人一人の税金により使われている。ダム行政は真に客観的に利害関係抜きに、科学的にその必要性を検討する必要がある。やろうと思えばできないわけはない。地域の住民だけの問題ではない。税金を払う国民全体、さらに子供や孫やひ孫の世代にかかわる問題でもある。
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・ダム建設の是非 wiki
・日本のダムの歴史 wiki
・財団法人日本ダム会議
・アメリカのダム事情
また、ダム事業で投資したお金とその後の治水利水効果、観光資源としての利用度はどうなのだろうか。
八ッ場ダムについていえば、当初の治水利水の必要性や効果はないことはわかっている。関連業者や天下り団体にお金を回すことが第一義的になってきている。
観光資源として考えている八ッツ場ダムに関して言えば、観光資源として考える方向なっている。興味という意味ではダム湖を訪れることはあるが、はたしてあえてお金を出して多くの人が、ダム湖を中心としたその地域に観光に行くだろうか。一時的に人は来るだろうが、長い目で見た場合は本当にそれで豊かになるのだろうか?むしろ失うものが多いのではないか。
-日本のダムの必要性と現況 (財)日本ダム協会
-ダムの効果と必要性 国土交通省
-「緑のダム」が整備されればダムは不要か 国土交通省
・政官業の癒着構造の中で経済を回す、つまり彼らにお金が入るために行っているのではないか。着工からこれほどたっても完成しない。費用がどんどん増えている。反対運動があっても強行する。当初の目的は不要になっても行う。
-参考:長良川関連リンク
・貴重な日本の原風景の里山、里村がダムによって消えていった。建設中のものも含めると、日本のダムの数はなんと約3200ヵ所。日本中の山村を破壊し、コンクリートと水で埋め尽くした。いずれ山からの土でうまり使えなくなる。子供や孫の世代に私たちは何を残すのか。
・まだ143のダム計画がある。借入金、政府短期証券を含む「日本全体の債務残高」は1000兆円を超える。国民1人当たり850万円ほどである。借金してまでダムを造る必要があるのか。▼リアル赤字カウンター
・森林の持つ保水効果はダム以上ではないのか。そうであれば森林を整備すべきである。森林整備に予算を充て、徐々にダムは撤去していくべきである。アメリカやヨーロッパのように。
-"脱ダム"から"ダム撤去"の時代へ
-「ダム撤去」(岩波書店刊)⇒amazon
・山や川からのからの豊かな地下水が長年かけて海に地下から流れ出ることで、また、山からの養分が海に流れ、魚などが集まり増えていく。ダムなどにより漁業に大きな影響を与えている。
−「河川漁業の名川,神通川と庄川はダムの建設でいかに変貌し,そしていかなる終末を迎えるのか」⇒PDF
・古来より、森林からの腐葉土は本来は田畑に氾濫した際に、地力を高め農産物の成長に欠かせないものである。護岸工事と相まって、それが現在の化学肥料の多用の農業になっているのではないか。現在では河の反乱を歓迎はできないが、かといって治水政策は間違ってるように思う。
・また砂が海に流れていくことで砂浜が出来上がっていたのが、ダムにより砂浜が減少する、また砂の流出を保護するための海岸の護岸工事の必要性を生み出す。これにも膨大なお金がかかる。
・これらのダム工事以外の関連の出費を足せば、莫大な費用が必要になる。里山里村の持つ心の癒しや健康などのサービスコストを考えれば計り知れない。
・八ッ場ダムに関しては、”テレビに頻繁に出演する地元住民の代表が、実はダム建設推進に深く関わって来た長野原町の自民党系の町議会議員であったことが分かった”、という情報もネットでは流れている。実際は、テレビ報道でも”前川大臣頑張れ”、”10年、20年先になって、やっぱりダムを造らずによかったと思うようになる”といった、ダム反対の自民の声、地元の声も流れている。しかしマスコミは全体として反対の声しか報道していない。
・建設業者やそれに関連する人々にはお金が流れるが、全体としては、マイナスが多い。それは一人一人の税金により使われている。ダム行政は真に客観的に利害関係抜きに、科学的にその必要性を検討する必要がある。やろうと思えばできないわけはない。地域の住民だけの問題ではない。税金を払う国民全体、さらに子供や孫やひ孫の世代にかかわる問題でもある。
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・ダム建設の是非 wiki
・日本のダムの歴史 wiki
・財団法人日本ダム会議
・アメリカのダム事情