漂流ごみと海洋汚染
- 2013.04.05 Friday
- 00:20
3.11の震災津波で太平洋に流された漂流ごみは500万トンとも言われています。そのうち150万トンは漂流しているとされます。北米大陸の海岸にはそれらが漂着しています。それは静かにしかし大きく生態系に影響を与えています。
仏環境団体「ロバン・デ・ボワ」によれば、「東日本大震災の大津波は、たった一撃で、日本全国で1年間に出る廃棄物の3200倍ものがれきを太平洋に押し流した。プラスチックだけでも、大西洋と太平洋で回収されるプラスチックごみの年間合計量の数十年分に匹敵する」と指摘しています。
驚くべきは、それ以外に、これまで人類が海洋投棄してきたゴミの量と種類です。
微小粒子にまで分解されたプラスチックは食物連鎖で、私たちに戻ってくるでしょう。プラスチックは長年の間に非常に細かい微粒子となって広がり、生態系に有害な影響を与えます。
参考:
国際シンポジウム「プラスチックによる海洋汚染:有害化学物質とその生物影響」http://www.tuat.ac.jp/~gaia/MarinePlasticIntSympo.html
次の動画には心を痛めます。