インド・チベット・ネパールの旅ダイジェスト〜写真

  • 2008.11.29 Saturday
  • 02:16
ダラムサラ風景〜チベット亡命政府の地
ダラムサラ風景

カトマンズの仏教寺院
カトマンズのストゥーパ

ルンビニのブッダ生誕地
ルンビニ

ヒマラヤ風景
ヒマラヤ

主なきラサのポタラ宮
ポタラ宮

今だ警察や軍隊の警備の厳しいラサのジョカン寺にて
ラサのジョカンにて

エヴェレストを眺めながらのヒマラヤ超え
エヴェレスト

車でヒマラヤを越える(5000メートル地点)
ヒマラヤを越える

チベットの子供たちに教育を提供するカトマンズのプライベートスクールの先生
カトマンズの学校1

学校の先生と子供たちから大歓迎を受ける
カトマンズの学校2

仏陀悟りの地ブッダガヤのマハーボディ寺
ブッダガヤのマハーボディ寺

破壊されつくした広大なナーランダ仏教大学の遺跡
ナーランダ

仏陀が晩年過ごし説法をしたという古代マガタ国首都にある霊鷲山
霊鷲山

ヒンズーの聖地、ガンジスに沿ったヴァラナスィ風景
ヴァラナスィ

仏陀、初転法輪の地、サールナートのストゥーパ
サールナート

ヴァラナスィでの世界平和の儀式
ヴァラナスィの儀式

ダラムサラでのチベットの人たちの会議風景
チベット人の会議

ダライラマ法王の記者会見
ダライラマ法王

無事帰国

  • 2008.11.28 Friday
  • 01:47
11月26日、デリーより無事帰国した。10月12日に成田を出発し46日目である。この日程を設定したのは、仕事や出発の準備の都合であった。

しかしこの日程が見事にまるで決められていたようにスムーズだったことは、本当に天に感謝したい。

デリー〜ダラムサラ〜カトマンズ〜ルンビニ〜ラサ〜シガツェ〜カトマンズ〜ブッダガヤ〜ヴァラーナスィー〜ダラムサラ

インド、ネパール、チベット(中国)3の3カ国の取材旅行であった。さまざまな出会いに恵まれ、ハードではあったが、濃厚なたびであった。

チベット問題の撮影・取材、般若心経CD本の出版のための撮影・取材、ヴェーダ関連の撮影・取材と3つのテーマを持っての旅であった。最初のころはブログでその模様を記載したが、途中から、多忙のためそれもできなくなった。

ダラムサラでのある男性から託されたこと、カトマンズでのプライベートスクール校長との出会い、難民キャンプでの出来事、ラサでの感動的な出会い、高山病との闘い、ヒマラヤを超えるときの思い出、ルンビニやブッダガヤなどでのブッダの祝福、ヴァラーナスィーでのヴェーダ儀式、そして帰国直前のダライラマ法王の祝福・・・。多忙では会ったが多くの出会いと感動と奇跡に包まれた日々だった。

ブッダガヤでは、ブータンの僧侶の助けもあり、スムーズに各寺院を訪問し、取材撮影ができた。国は違うが僧侶や巡礼者たちは、それぞれに悟りを得るために日々修行に励んでいる。

当初は予定になかったダラムサラの帰国前の再度の訪問。このときちょうど各地、各国から集まった600人ほどのチベット人の始めての会合と法王の講和がある日であった。知っていたわけではないが、もし法王に会えればと思い、訪問したところスケジュールが一致していた。
▲チベット人組織代表者会議:インドのダラムサラで開幕(毎日)
▲特別会議(「チベットNOW@ルンタ」より)

特に11月23日は思い出深い日であった。ダライラマ法王が集まったチベット人の代表者へ祝福の講和をされた際に、同席でき、また記者会見も同様であった。デリーへの移動日の午前中のことであった。撮影の最後に法王が私のカメラに向かって視線を向けられたことは、とてもありがたいことである。
▲ダライ・ラマ静観 チベット人会議「中道」継続提案に(朝日)
▲記者会見の内容(「チベットNOW@ルンタ」より)
▲法王の訓示(「チベットNOW@ルンタ」より)


9月にニューデリーで、そして帰国後の11月26日にムンバイでテロが起こり、しかし幸いにも巻き込まれずにすんだ。とてもよいタイミングであった。経済発展する中国とインド、しかし抱えている問題はどちらも大きい。

「中国は、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の訪欧計画に抗議し、来月1日に予定されていた欧州連合(EU)・中国首脳会議を中止する方針を伝えた」

「フランスは、中国の反発にもかかわらず、サルコジ大統領が12月6日にポーランドでダライ・ラマと会談することを確認した」

このようなニュースも伝えられている。「ダライ・ラマ師、チベットの虐げられた人民のために頑張ってください」という意見もあれば「ダライラマもいい加減西洋人にへつらうのをやめたらどうですか?みっともないと思いますが」という意見もあったり。皆さんはどう思われるだろうか。法王の思いと中国でチベット人や少数民族がどのように扱われているか、その現実を知ることがまず大事だと思う。
▲ヤフーニュース

真の平和とは何か、チベットや少数民族問題を抱える中国、テロに悩まされるインド・・・。その背景にあるものをしっかりと見ていかなくてはいけないと思う。

このブログやまたミーティングの場で皆さんに今回のたびの報告をしていきたいと思う。またメルマガなどでご案内したいと思う。

11月9日ブッダガやより1

  • 2008.11.09 Sunday
  • 18:52
11月25日から30日まで、初めてのチベット旅行を終えた。今はインドのブッダガやでようやく出版のための取材を始める作業に入った。

ラサでは高山病に悩まされ酸素吸入のため入院した。
3600メートルほどの高地での酸素の薄さのため頭痛と吐き気がひどかった。一旦はカトマンズに戻ろうと思ったが、やはりあまりない機会なので旅を敢行した。ダラムサラで預かったあるチベット人のe-mailアドレスを、ラサにいる妹さんに無事渡した。写真も一緒にプリントして渡せた。彼女はとても嬉しそうだった。これでラサに来た甲斐があった。住所と名前だけを頼りに、人に聞き聞きついに彼女を発見できたのである。

彼女の写真も撮影し、ダラムサラの男性に後日送る予定である。お寺の近くで物販を行う彼女だが、住所はない。お寺の周りや境内には、中国の公安、軍人が常時在沖し、警備を行っている。注意しながら行動をとった。

チベットにおけるチベット人がいかに中国人に抑圧されているか、さまざまな情報を聞くことができた。帰国後皆さんに紹介したいと思う。

ネパールではチベット人の経営するプライベートスクールの若い校長に会い、彼の切実な願いもあり、サポートすることになった。帰国してからウエブサイトを立ち上げる予定である。0歳から14歳ぐらいまでの子供が62人学んでいる。彼の生まれ育った村にも一緒に行ってきた。20人程度が住むチベット人難民キャンプである。カトマンズからバスで10時間のところになる。そこは山を越えれば2キロぐらいでチベットである。詳細はまた後日ご案内することにする。

カトマンズから2日間かけて、インドのブッダガヤに昨夜到着。今日からは次の仕事、5月出版予定の般若心経のCD付き本の取材である。

10月24日 カトマンズより

  • 2008.10.25 Saturday
  • 03:36
今日はカトマンズにある国連の管轄のチベット難民のセンターを訪問した。3月以降極端にチベットから越境してくる人は減ったそうである。多い時にはテントをはって急場をしのぐほどの人たちであふれていたそうである。難民たちをケアする女性たちを紹介された。ネパールで生まれた彼女たちが最新と注意を払いながら心を通わせながらケアしているそうである。重病の人たちは別の病院に送られ手当てを受けるとのことだ。

以前はヒマラヤを越えてきた人たちはひどい凍傷の人や病気の人も多かったそうだが、最近はここに到着後も健康には問題ないと聞いた。ただ心のケアは必要なようである。


最近やってきた女性を含め数時間後にインドに送られ生活する人たちがいた。ネパール政府は彼らには難民認定はしないのでインドに送られることになる。インド政府の許可得られるまで待っている。がネパールでのデモに参加したひとたちは投獄され、国連の働きでキャンプに戻されたひともいた。彼らはネパールを出国し、インドに出国することができるかどうか微妙な状況にある。国連が尽力を尽くしているようである。

新しく来た人たちの顔には安ど感があると共に、心中の不安が隠せないのも見えた。新しい環境で家族と離れて生活することに対する気持ちは大きなものだろう。安全に彼らがインドに行き生活できるように願うばかりである。

10月22日〜23日 カトマンズから 〜チベットの子供たちからに歓迎

  • 2008.10.24 Friday
  • 00:44
昨日今日とカトマンズのプライベートスクールを訪問した。チベットキャンプを探していたところ通りがかりに見つけた学校である。ゲートからなかをのぞいていたところ代表者の男性が入るように声をかけてくれた。1時間ほどのインタビューをビデオに収めた。25歳の若さにもかかわらず自力で子供たちのために教育を提供している。60人近くの生徒(3,4歳から12歳)を6人ほどの教師が教えている。科目は英語、ネパール語、数学、希望者にはチベット語クラスもある。突然の訪問にも関わらず翌日再度授業風景を撮影にいくと全校あげて歓迎のためのイベントを行ってくれた。子どもたち一人一人からカタを首にかけてもらった。感動である。ドラマ、踊り、歌など1時間半ほどのエンターテインメントの時間であった。自費ですべてをまかなう代表の思いが心をうった。(続く)

10月21日 カトマンズより

  • 2008.10.22 Wednesday
  • 02:30
10月19日〜21日まで、仏陀の生誕地”ルンビニ”を訪問した。片道10時間ほどのバスの旅である。



慣れているとはいえさすがインドまでのフライトの片道分ほどの時間を狭いバスの中で過ごすのは疲れた。途中2回ほど食事を兼ねた休憩時間があり気分転換できたのでよかった。



ネパールは東西に細長い国であり、やや東側にある首都カトマンズから200キロほど離れた西側のルンビニまで谷間の川沿いにそったガタガタ道を揺られながらの旅である。

ルンビニにはアショカ王が建てたといわれる石づくりの建物があり、当時の建物は一部分しかない。仏陀が誕生したその場所には、日本の仏教協会とインドにより共同で作られた建物がある。その中には、アショカ王が仏陀が誕生したその場所を言及している。そこには「exact place of Buddha's birth」と書かれている。

この道の先に仏陀の生誕地がある


仏陀誕生場所を保護するための建物


仏陀誕生の正確な場所とされる場所がガラスでおおわれている


その場所を中心に広大な地域が保護されており、各国の仏教寺院が建立されていた。中でも目を引いたのはドイツ寺である。

ドイツ寺


ルンビニの日の出


ルンビニの日没


宿泊先のルンビニ・ヴィレッジ・ロッジでの食事



(続く)

ダラムサラにて〜インタビュー

  • 2008.10.22 Wednesday
  • 02:08
10月14日、ダラムサラでレストランを営む中原氏の紹介で10年回の間に3回合計10年以上投獄されていたという元チベット僧侶から話を聞くことができた。また自分を含め4人と共に自らの血でチベットの旗を染めデモを行ったという人の話も聞けた。詳細は後日紹介する。



ダラムサラ風景1

  • 2008.10.22 Wednesday
  • 01:46
10月13日〜15日ダラムサラを訪れた。ダライラマ法王は残念ながらデリー滞在でお会いできず。再度11月に訪問予定。
▲参考

ダラムサラ一風景




モモの売り子


日の出


マニ車




チベット僧による夕方のプージャー


僧院の仏像


カトマンズから 10月17日

  • 2008.10.18 Saturday
  • 02:08
ダラムサラではチベットの人たちの有益なインタビューがたくさんとれ、一路ネパールに向かった。15日の夜行でデリーに向かうために駅に着いたが、待てど暮らせど、列車はやってこなかった。

4時間遅れでようやくジャンム・メイル号はプラットホームに到着。何とかそれでも計算上、フライトには間に合う朝の9時にはデリーに着く予定だった。しかしここはインド、そうは問屋が卸さなかった。11時半の到着である。しかしガネーシャへの祈りが通じたのか、幸いなことに列車の車掌が親切に航空会社に電話し事前にキャンセルしフライトを変更してくれた。感謝のあまりハグしてしまった。そして、無事17日のデリー発のカトマンズ行きフライトに乗り、ネパール入りできた。

チベット入りのヴィザと許可証を取得するのに5日間はかかるのでその間、ここでチベット村やルンビニなどを訪れ撮影やインタビューを行うことになる。

ダラムサラでは、法王の講話は聞くことができなかったが、ゆったりと時の流れる良い時間を過ごした。現地でレストランを営む中原さんからもいろいろとサポートいただき、突然の訪問にも関わらずTCV(チベット子供村)でのインタビューや子供たちの様子も撮影できた。

中でもベビーホームの子供たちの面倒を見る女性の心には打たれた。自ら5歳のときに両親を失い、このホームで育ち、今はホームでの子供たちの母としてご主人を力を尽くしている。

生まれたばかりの赤ちゃんが段ボールで捨てられていたのが、現地のチベット人に拾われ、1歳半まで育てられ、ダラムサラまで運ばれ、今は2歳になる子がいた。当初は全く言葉を話さなかったのが、ケアの甲斐あって今は皆と打ち解けているそうである。

ダラムサラの地ではチベット人は例外なく苦難を超えて安住している。祖国を思いながら。

カトマンズの地でも、多くのチベット人が暮らしている。彼らの生活をっこでは追っていきたいと思う。ルンビニは遠いがもし行ければ仏陀生誕の地を見てみたい。

来年の5月には各国語での般若心経のCD付きの本を出版することになった。今回はそのための取材も兼ねている。また確定した段階でこの件はご紹介したいと思う。

ダラムサラにて 10月14日

  • 2008.10.15 Wednesday
  • 01:51
10月13日、インド・デリーから夜行列車でパタンコート駅に降り立った。予約したはずの寝台席がなくひやっとしたが、キャンセルがありうまく席にありつけた。

タクシー乗り場で相乗り相手を探していたアメリカ人とトルコ人の男女に誘われ相乗りした。タクシーで3時間ほど揺られ目的地に着いた。

ヒマラヤの山々の雪化粧が見えきれいで整った街である。地元でレストランを営む日本人の中原さんの店に情報を仕入れに行った。

今回はチベット問題を紹介するビデオ映像の中にダラムサラでのインタビュー映像も撮ろうとやってきた。幸い何人かのチベット人のインタビューが撮影できた。

向こうに見えるヒマラヤの反対側にはチベットが広がるが、今は近くて遠い国である。異国の地で過ごすこの地のチベット人たちの心中やいかに、と思いながら質問をぶつけてみた。

いづれまた作品ができれば皆さんに紹介したいと思う。15日、明日にはここを立ちデリーからネパール、ネパールからチベットへと旅を進める。またこのブログで様子を写真をアップしたいと思っている。チベットでの無事な旅を願うばかりである。

▲ダラムサラ風景(写真)

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